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本州最北端:下北・津軽3日間の旅

「津軽海峡冬景色」はよく知っているが、津軽は私にとって未知の場所。一度行きたかったところであり、ツアーに参加しました。

平成31年7月23日から3日間、妻と一緒に楽しんできました。


主な旅行日程

日にち 観    光    先
1日目 県営名古屋空港→青森空港→下北名産センター→むつ斗南温泉「むつグランドホテル」
2日目 ホテル→恐山→大間崎(本州最北端)→仏ケ浦→竜飛崎温泉(ホテル竜飛)
3日目 ホテル→竜飛崎(津軽半島最北端)→階段国道→津軽半島冬景色の歌碑→津軽三味線会館→太宰治記念館→五所川原ねぶた館→鶴の舞橋→青森ねぶた館→青森空港→名古屋空港
コース


連日、曇天で記録的な日照不足が問題になってなっている時期に予約のツアーが始まり、旅行中の天候が心配でしたが、幸い雨も殆どなく結構楽しい旅でした。

二泊とも、海の近くであったこともあり、海鮮料理は都会で食べる味とは比較にならない程美味。

特に生きてる「ウニ」を自分で解体し、直ぐ食した味は忘れることはないし、「ホタテ」の産地のため、新鮮なホタテをもうイヤと言う程堪能しました。

旅行期間より2週間後に「ねぶた祭」が始まりますが、祭り期間中は、超満員で宿泊料は通常の2倍以上の価格、猛暑、混雑、渋滞を考えると「ジッとしているねぶた」でしたが、私たち高齢者にとっては魅力十分でした。

観光先の写真

名産センター

ツアー一日目で観光をしたのは、ここだけ。

ということは、名古屋から下北・津軽半島に行くのに最も利便性の高い青森空港を利用しても、大変時間のかかる地域であることを意味します。

名産センターというだけあり、中部地方の市場では見たことのない「いちご煮」「煎餅汁」など、こちらの名産が一杯。

特に「ホタテ」は特産である事を知りました。
愛知県では高い「青森産ニンニク」は半額以下でした。

恐山


テレビの殺人ドラマなどでよく見る「恐山」。

恐山は、標高879mでさほど高くない。しかし、山が活火山であり、恐山菩提寺があるまわりは硫黄のにおいがする荒涼たる景色です。

地蔵信仰を背景に死者への供養の場として信仰を集めてきました。

恐山のあちらこちらに石が積んであります。これは親より先に旅立った子供が親不孝の罪に報いるために、賽の河原の石を積んで塔を造ろうとするのを親が代わって石を積んだものです。

風車はそんな亡き子が地獄でも遊べるようにと願いから始まったものであり、参拝者がそれぞれ思いを込めて刺していきます。

「恐山に行けば死者に会える」
恐山には「イタコ」といわれる巫女がおり、死者の霊を自身に乗り移らせ、死者の言葉を語るといわれています。
昔は多くのイタコが居たそうですが、今は数人だそうです。

写真は上から、1 山門、2 三途の川に渡る太鼓橋、3 銅像(何のためか忘れました)、4 荒涼たる荒れ地、5 東日本大震災の供養碑、6 「イタコ」が行われる囲い,、6 「イタコ」に並ぶ人々(webの写真集より)

大間崎(本州最北端)


「大間のマグロ」は、有名。
最北端で、あるのは、モニュメントと数軒のお店位。晴れていれば函館がみえるはずだが。

ここで嬉しかったのは、新鮮なウニを食したこと。一人当たり5ケの生きたウニをもらい、これを自分で解体して中から身を出します。そして口の中に……

「うまい!!」
今まで食べたことがあるウニとは、やはり味が違う。
これはここでしが食べれないものであり、十分堪能しました。

仏ケ浦

今回の旅行の中で一番の景勝地。

観光は、佐井港からフェリーで現地まで30分、上陸して30分、帰りに30分のコース。

「日本の秘境100選」の一つだが、下北半島の西側の海岸に面したところにあり、アクセスに難があるためであろう、景勝地の割に有名でない。

訪れた7月24日は、この景勝地内にある神社(下から3番目の写真)が1年に1回行うお祭りの日に当たり、氏子さんから小さなお餅を頂いた。

この地方は、気候がよく荒れるため、観光用のフェリーが欠航するそうですが、私たちの場合は曇っていたが、欠航せずヤレヤレでした。


写真は、上から3つまでは、海からと、上陸してみる仏ヶ浦の岩々。
4つ目は、神社。
その右は、「如来の首」といわれる岩。一番下は、乗ってきたフェリー。

竜飛崎

津軽半島の最北端に位置する。

この最北端の位置に、灯台、階段国道、「津軽海峡冬景色」の歌碑があります。

灯台をバックに写真撮影に適した場所に、「竜飛崎」と記した標識があります。

このそばにある「階段国道」は、移転した小学校に通学するために設けられたが、その長さが僅か388m-362段で「国道339号線」となっており、灯台入口と漁港を結んでいます。地方道でなく、国道になったのは、管理経費等の関係とか。

写真は、右上が灯台、その左が階段国道で、下り口と降りた途中にある踊り場から見た景色、
その下の写真は歌碑、
、津軽海峡に臨む景色、
一番下の左の写真は、竜飛崎から10km位南にある、新幹線のトンネルに入る入口。

五所川原(三味線会館、斜陽館、立ねぶた)


五所川原市は僅か5万人台の人口だが、ここには、三味線発祥の地であり、三味線会館があり、その中の1画に三橋美智也のコーナーがある。

その近くには、「人間失格」で有名な小説家「太宰治」の実家「斜陽館」がある。これは父親が実業家で衆議院議員であり、彼が建てた大豪邸が今は市立記念館になっています。

五所川原市にもねぶたがありますが、ここのねぶたは「立ちねぶた」で高さは23mもあり、祭りでねぶたが練り歩く市内のコースは電線等が地下に埋設されているとのことでした。

一番下の写真は、津軽から五所川原市に南下する途中の青森県の田園の中の道路からの写真です。
冬は日本海からの横殴りの吹雪で道路が雪で埋まるためフェンスが設置されています。今は折りたたんである状態を写したものです。


ねぶた


青森市のねがたの展示がある「ワ。ラッセ」会館には、去年のねぶたが数台設置してある。

中には、ねぶたの作成や今までの歴史が分かる展示があります。

ねぶたのサイズは、幅9m、高さ5m、奥行き7mが最大だそうだが、
これに対して先に述べた
立佞武多(たちねぶた:五所川原)は、幅、奥行きは青森よりも小さいが高さが23mとなっており、それぞれ特徴がある。

「ワ・ラッセ」は、港のそばに位置し、近くにはゴールデンブリッジがあり、天気が良い時は楽しい憩いの場所である。

写真は、上から2つは「ねぶた」、その次はねぶたを下から見上げたねぶたの「内側」、その下はワ・ラッセと青森港に停泊中の船舶。