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退職後10年10 ヶ月を経て

平成26年11月1日

以前、犬(トイプードル)を飼い始めた事をこのメールで紹介しました。

この度改めて飼ってよかったなぁと思うことがありました。

 

それは、妻が肝炎の治療で約1ヶ月間入院したときです。

我が家は妻との二人暮らしですが、妻が入院すれば、当然我が家は私一人になります。

犬がいなければ、帰ってきても誰も迎えてくらないし、家の中で夜は一人でテレビを見るか本を読むくらいしかありません。

人間二人で生活していて突然相手がいなくなれば当然孤独感に襲われます。

孤独感に襲われてもそこからなんらプラスになるようなことは起こりません。

 

ところが犬がいると、まず帰宅時に大きくシッポを振り、全身で大歓迎してくれます。

こちらも留守中に犬に変わったことはなかったかと気にかけます。

こんなことに気を取られて家に入った時に寂しさに襲われることなく過ぎます。

家でくつろいでいてテレビを見ていても犬がいろいろな所作をしますので、ついそちらに目が行き、犬に関心が向きます。

朝起きたときはすぐに散歩につれていけと仕事をくれます。

しゃべっても犬は何の返事をしませんが、こちらが喜んでいるか悲しんでいるかはどうやらなんとなく分かるようです。


テレビで「さんまのホンマでっか」を観ていたら「犬を飼っている人は10年長生きする」といってました。
理由は犬によって癒やされることと
散歩でウォーキングすることが貢献するとのことです。……ホンマでっか!!

そういえば私の孫で中学2年の男の子がいます。これが動物好きで遂に親を説得し、犬を飼い始めました。

私に飼育方法などいろいろ尋ね今はまだ生後2か月のミックス犬を飼っています。

その子が自分の将来の仕事を獣医と決めています。

私自身中2で将来の職業など全く未定でした。

こんな年でやりたいことが見つかるというのはある意味幸せかもしれません。

先日ノーベル賞物理学賞を受賞された赤崎 勇教授の話ではありませんが、「人間好きなことを一生懸命やることが成功の道」との主旨の発言をしておられました。

話は大げさになりましたが、祖父としては孫に決めた道に邁進してほしいという思いです。

 

 

近所に大動脈解離を5年位前に煩った70歳の男性がいます。

その人が病院で医師に対して「ワシはあと20年位生きられるかねえ」と聞きました。

すると医師が「何を言っとる20年も生きたら90歳だ。後5年だよ」と言われたそうです。

また、テレビで100歳を超えた人の人生観について放映していました。

100歳を超えた人に「あと何年生きたい」と尋ねると「20年かなぁ」と答えていました。

皆さんの中で50代の方もおみえになると思いますが、「あと何歳まで生きたいですか」と尋ねられたら

やはり、「70歳かな」と答えられる方も多いと思いますが、いかがですか。

ということは、中高年になるとどの年代でも20年が一つの目安になるようです。

 

ところで100歳を超えると殆どの人が多幸感というものを感じているようです。

即ち、現在の自分が置かれている境遇であらゆる事について「幸せと思います」と感じるということです。

例えば、家で生活しておれば、「家族と一緒にいられて幸せです」

また、たとえ寝たままであっても「こんなに大切にされて幸せです」と。

100歳を超えるとまだ20年生きたいという「生き物としての欲」があっても、100歳という超長寿命を達成したせいか

「世俗的な欲」は消えてしまうようです。

 

こんな事を考えると若い時よく友人と議論した「人間は何の為に生きているのか」といった難しい課題のヒントがあるのかも知れません。

 

 

 

去年、高校の同窓会で会った同級生に偶然、スーパで会いました。時候の挨拶の後に「見ているよ」と言われました。

「何を?」と聞くと私のHPにアップロードしているこのメールでした。

私が料理学校に通っていることをかってメールで記しましたが、それを読まれたためか、

彼も料理を始めた事を話してくれました。

皆さんに送信しているこのメールは平成23年頃からHPに半年分まとめて年2回アップロードしています。

以来、現在も適時アップロードしているのですが、どうやら私のHPで一番アクセス数が多いのはこのメールのようです。

 

先日もこのメールの送信先の一人の方と偶然名古屋で顔を会わせましたら、中高年の定番の話題:病気・健康の話になり

「野田さん、大事なのは平均寿命でなく、健康寿命だよ」と言われ、

私が「退職後108ヶ月が経過しました」に記載した事と同じ事を教えてもらいました。

私は心の中で「それって私が送信したメールの事でないの?」と思いましたが、彼は情報源のことはすっかり忘れている雰囲気でした。

 

春に土地の取引の世話をした別の高校生同級生も「いつも見ているよ」と言われましたし、去年は全く知らない大阪の人からメールがありました。

「私と同じ資格を取ることにしましたが、どう商いにつなげるのですか?」と。

 

退職後、利他主義のもと、ミドルプラスのHPを立ち上げたのですが、本業よりもメールの方が予想外に読まれていることに喜んでいいのか悩ましいところです。

 

 

2回も続けて襲ってきた台風ももう来ないでしょう。

後暫く続く秋を楽しみたいものです。

 

 

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