平成25年8月31日
我が家に愛犬のトイプードルがきてから、丁度2年経ちました。
犬を飼い始めてからかなり生活状況が変わりました。
まず、朝、起床すると直ぐに散歩に行きます。
顔も洗わず、食事もとらずまず外に出かけて30分位歩いてくるのですが、これが健康に極めてプラス。
早朝に太陽にあたることは体内時計がリセットされ、その一日の生活リズムを整えてくれます。
そして万歩計は従前に比べ毎日6000歩ぐらい加算されます。
家の中にいれば、妻と二人の生活に愛犬が加わり、何かと話題を提供してくれます。
やる仕草がかわいいとか、家の中で一人(一匹?)でおもちゃと遊んでいるとつい微笑んでします。
特に2〜3月に妻が肝硬変で入院をした時などは、一人でいる寂しさを和らいでくれました。
以前にも記しましたが、更に「犬外交」の効果があります。
朝の散歩、夕方の散歩にほかの犬を連れた人と犬の話から身の上話になったりします。
普通なら話をしない若い女性とも会話を楽しむこともあります。
トイプードルは毛が抜けない代わりに結構毛が伸びます。
そのために、最低月1回はトリミングをしなければなりません。
ところがこのトリミング代が高い。
1回5800円もします。これに対して私の散髪代はシルバー料金で1600円。
犬の方が4倍も高い。
そこでプロ用のバリカン、はさみ、トリミング中に使うリード等を揃え、自分でトリミングを始めました。
本を読んだりu-tubeでバリカンの使い方、毛の刈り方、耳掃除の方法を学びました。
初めは時間もかかり、できばえも今一でしたが、今では「自分で刈りましたよ」というと皆ほめてくれるまでになりました。
ところがこの自家トリミングはお金の節約だけでなくもっと大きな効用を私に与えてくれました。
それは日ごろ使わない指の運動です。
毎日、株取引のPC操作と料理に手を使いますが、これにトリミングが加わります。
それぞれ手に要求される動きが異なります。
このようにメリットがありますが、やはりデメリットもあります。
その一番大きいのが旅行です。
今年は妻の体調があるので無理ですが去年アメリカに行った時は犬のホテル代だけでもバカになりませんでした。
そして旅行中やはり犬の事が気がかりです。
そして今はまだ2歳ですからいいのですが、いずれくるだろう犬の病気です。
近所の方の老犬は癌になり治療費でも人間の治療費以上を支払っています。
まあ、これも上記のメリットを受けるための費用と割り切っています。
8月4日の日経新聞に次の記事が載っていました。
それは「トヨタの経営姿勢」です。
トヨタは生産・開発の拠点を日本に拘るというものです。
アップルのように国境を越えてグローバルな生産体制を作ったり
日産自動車のように海外で得た利益は海外に再投資するなどが行われているにも関わらずです。
それは「自動車は一企業でつくるものでなく、地域や社会が潤って初めて作れる」
「ハイブリッドや燃料電池車の開発は豊田市に集中する関連企業の力があってこそ」との考えがあるからです。
今でも忘れませんが3年ほど前、1ドルが76円になった時にトヨタの社長は「日本から生産拠点を海外に変えることはしない」といってました。
アップルなどのように利益中心で考える企業が多い中で日本で一番影響力の大きいトヨタが国の利益を考えて行動するのは絶賛に値します。
トヨタが愛知県でハイブリット・燃料電池車をつくれば若者の雇用は改善するし、若者はいずれ技術を身に着け次の新しい車の開発・生産に寄与するでしょう。
日産自の社長は日本人でないので同じ発想を求めるのは無理ですが、10年先に両社の思想の違いがどう現れてくるか楽しみです。
少し古い話ですが、7月22日に東京で女性が列車とホームの間に落ち、
これを救うために多くの乗客が32tもある列車を押してホームとの隙間を広げ女性を救い出したニュースがありました。
東日本大震災の時の住民の協調的態度も世界に誇れるものでしたが、今回の事故もまた世界に自慢できる話題を提供してくれました。
このニュースを見て私は半年ぐらい前に中国で幼い女の子が車に引かれて路上に倒れているのに
通りがかりの人はただ見ているだけで素通りする様子の映像を思い出しました。
あぁ、中国に生まれなくてよかったなぁとつくづく思います。