平成24年8月05日
オリンピック柔道女子 57キロ級 の松本薫さん。
皆さんもテレビで見られたでしょう。あの「金」メダルをとった女性。
彼女はまるで鬼のような凄まじい顔をして闘いを挑んでいく。
そしてトコトン技を仕掛けていく。
ダメなら諦めずに次の技を仕掛ける。
天下太平の日本で、ある程度の努力をすれば何とかなるこの世情で彼女のような凄まじい根性の持ち主がいる事にビックリしました。
負けずきらいの彼女の性格があるからだと思いますが、それでも猛烈な闘争心を育てていくのは並大抵の努力ではないでしょう。
本人は勿論彼女を育てた人に頭が下がります。
少し前「退職後7年11ヶ月が経過しました」で述べた「現代型うつ病」といった症状をもつ若者が存在することに驚いたものですが
これは成熟社会ではこういう人が育っていくのもやむを得ないことかなぁと思いました。
しかし、教育及び環境のあり方によっては、この日本でも松本さんのような人が育つのです。
世の中が何も戦後のような飢餓状態でなくてもこういう人が育つことを教えてもらいました。
この松本さんの話と真っ向反対側にあり腹が立つのは、
バトミントンの「無気力試合」です。
中国チームが同じ国である中国の他のチームとリーグ戦で合わないためにワザと負けた試合ですが、
これには韓国、インドネシアのチームも失格の処分を受けました。
このような醜態に中国が関わっていることを耳にすると、
中国の拝金主義、そして去年起きた鉄道脱線事故での車両を地中に埋めようとしたニュースを連想します。
もともと中国という国は儒教が普及しており道徳、正義は正常であったはずです。
その証拠として戦後中国に取り残された日系孤児が貧しい中国人に育てられ、その孤児達が帰国しましたが彼らは育ててもらった
中国人を悪くいう人はいなかったと記憶しております。
そんな人情も正義もまともであった中国が今のような拝金主義がはびこる国になったのは、
かの文化革命で始まった思想改革(儒教排除)そしてその後に今の繁栄をもたらした
「ネズミを取る猫は白い猫も黒い猫もいい猫だ」の考えだと思います。
国の政治のあり方が国民の考え方まで影響する事を如実に現しています。
ところで2050年に日本が先進国から脱落するというニュースをご存知ですね。
一番の原因は少子高齢化。
世界の人口は今の70億から90億人に増加するが、日本は1億人を割り65歳以上が4割に達し、労働人口は4400万人になる。
この結果、生産性は他の先進国並みに維持しても貯蓄、投資が鈍化し30年代からマイナス成長に転じ、GDPは中国、アメリカの
6分の1、一人当たりGDPは世界18位になり、韓国(14位)に抜かれる。
2050年というとあと38年後。
更にこのころは「退職後8年3ヶ月が経過しました」に記載しました国の借金の返済があります。
結局、祖先(現在の社会人)が残した人口問題と国の借金問題が38年後の社会人に大きな負担を掛けることとなります。
政治がよほどしっかり将来を見据えて国のあり方を模索、構築しないと大変な世の中になることが懸念されます。
6月ですが今年は「アメリカ西海岸」に行ってきました。
在職中、ロサンゼルスに数回出張し、かれこれ1年近く勤務しておりました。
私にとって外国の中でも一番思い出があるのはアメリカでして、そのアメリカを久しぶりに見てきました。
写真をHPに掲載しました。時間があればご覧ください。
アメリカ西海岸8日間の旅 又は http://www.middleplus.net/60plus/60plus-sub8.html
猛暑が続きます。体調に気をつけて業務に励んでください。