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退職後8年を経て

平成24年1月29日

少し時間も経ちましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。

また、つたないメールですが、今年もご愛読のほどお願い申し上げます。

 

年初にメールをしようと思ったのですが、今年は5日から沖縄に行っておりましたので

つい送信の時機を逸しました。

 

沖縄は那覇に24年前に仕事で行きましたが、沖縄全体を見てくるのは今回が初めてです。

名古屋は寒いものだから沖縄を選んだのですが、さすが暖かい。

古希になる身には、この暖かさはホントに有り難い思いです。

 

レンタカーで走行したせいか分かりませんが、周りに走っている車のナンバーが「わ」の車、即ちレンタカーの多いこと。

駐車場などは「わ」ばかりと言っても過言ではありません。

もし、「わ」の車を除いたら、東海地方と比べて走っている車の数は相当少ないのではと思いました。

 

 

私の親しい知人の中にISOの審査員をしている人が3人います。

かれらは企業に対してアドバイス等をする仕事ですから、いずれもインテリで一流大学出身者ばかりです。

 

その中の一人が投資信託で3000万円を預け、毎月22万円の配当を受けていると言って悦に浸っていました。

それを聞いて、私は去年後半からの株価の低迷、ブラジル等の新興国の成長低下により、証券会社の利益が得られない状況の中で

高利回りの配当などあり得ない事と思いました。

 

そんな中、1月27日の日経朝刊に案の定「投信、配当しすぎに歯止め」の記事が載っていました。

それは毎月一定額を配当として受け取る「毎月分配型」と、デリバティブを使って運用通貨を選ぶ「通貨選択型」を対象とする規制です。

前者は、今一番人気のある投信ですが、

得られる利回り以上に一定の配当を分配するために元本が毀損されます。

後者は、高利益を得ようとブラジルなどの通貨が多く組み込まれ、その結果高リスクになり、去年のようにブラジル通貨が下落すると大きく損失が発生します。

 

個人投資家、特に高齢者で投信の仕組みに疎く高配当に目が奪われている人が、

投信の解約の時に初めて元本が大きく減額しており、

その結果、受け取った配当の合計金額よりも元本の減額の大きいことを知り、問題視するケースが多いようです。

 

投信の契約時にリスクがあることはチャンと説明されていますが、その気になっている時に聞いても実質的に耳に入らす

契約するのが人間の常のようです。知人のように識者であっても、高配当に喜んでいる位ですから。

 

私がこんなえらそうな事を言えるのもFPの勉強で一応の知識を受けたからにほかありません。

 

 

ところで定年退職前後から始めた私の株トレードですが、ここ数年間を通して成績を顧みると

一応の成果を納めています。

それでもリーマンショックで受けた傷は大きく、全部を取り返すまでに至っておりません。

しかし、まだ天に召されるまでには時間もあるようですからそれまでには何とかなるでしょう。

でも、トレードをすることによる効用(呆け防止、世間に関心を持つ、毎日が有意義等)を考えると、もうとっくに損を取り返しているかも知れません。

 

 

チョットしたきっかけで25年前の生活状況を思い出していました。

当時の生活レベル、年齢、課題等を思い出していました。

さすが25年前と現在では大きく状況は異なっています。

 

当時は私がまだ40歳前後で現役、子供が小中学校、妻がガンとの闘病。

 

そして仮に神様が「25年前ににタイムスリップしたいかね」と尋ねられたら

自分はどう答えるかを考えてみました。

 

仮に40歳なら高齢者でなく、中年の部類に入り今一番気にしている老化の問題もなく健康そのものであり、

この上のない悦びです。

 

でも、40歳なら定年まで無事に健康で勤められるか否かは不明です。

またたとえ健康であっても会社そのものがこの変化の激しい経済状況に耐え得るかどうかも気にかかることです。

妻は大腸ガンの宣告を受けた時であり、60歳まで生きていてくれるかどうか分かりません。

子供がまともに成長し、チャンと大学を卒業し就職し(できれば正社員として)、結婚してくれるどうか分かりません。

ましてや万一妻が他界したら、どう子供を育てるか途方に暮れるところです。

ましてや孫など期待することなど時期尚早でしょう。

 

このように考えると40歳にタイムスリップすることの是非は、

古希の代わりに40歳の年齢を与えられた悦びと

これから遭遇する未来が分からない事に対する不確実性とを天秤にかけることになります。

 

そう考えると二つ返事で「40歳に戻りたい」とは言えない状況になります。

更にまた付け加えるなら、一旦70近くまで経験した身で40に戻って人生を歩む気がするかどうかも疑問です。

 

このように考えるとよく高齢者が年老いた身を憂える言葉を耳にしますが、一概に賛同しかねることとなります。

 

 

去年夏からトイプードルを飼っている事もあり、犬に関心が増え、新聞等でもよく目につくようになりました。

そこで記憶に残っているのが犬でも長寿になると新聞に載ることです。

12月6日の日経朝刊に26歳9ヶ月で死んだ犬が新聞に記載されていました。

人間なら125歳相当とか。ここまで来ると平凡な人間より犬の方が価値、いやニュース価値が大きいようです。

 

当分、寒い時期が続きます。

風邪など引かないように気を付けてください。

それでは又。

 

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