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退職後7年 7ヶ月を経て

平成23年7月31日

ある話

「ある日、4歳の坊やがお父さんの大事な花瓶を割ってしまいました。

坊やは割れたことを隠すために花瓶を庭に埋めました。

お父さんが帰ってきて花瓶がないことに気がつき、坊やを問いつめたところ

坊やはイヤイヤ地面を掘り返し割れた花瓶をお父さんに見せました」

なんだこんな話、たわいもない話ではないかと思われたでしょう。

 

ところが、いやいや。

この坊やを中国政府、花瓶を高速列車と置き換えたら例の事故と同じであることがお分かりでしょう。

私達はこの坊やと同じ程度の考え方しかもたない国と付き合わなくてはならないとは…。

 

 

 

節電規制の影響もあり、今,「在宅勤務」が増えているといいます。

特にこの傾向は、通信会社や外国企業に多いという。

通信会社は、仕事が一人でもできるソフトの開発の場合は導入しやすく、

外国企業の場合は成果主義であるため抵抗が少ないという。

 

私も考えてみればいわば在宅勤務(みたいなもの)。

在宅勤務7年の経験者として会社に勤めていた時と比較して、

在宅勤務の長短を考えると

長所としては

1.         仕事の効率が良い。

これは、会社と格段に違う。会社は予定外の電話、何かの会議、人との調整等

まさに今自分が対応している課題と関係がない仕事で時間がとられる。

この在宅勤務の効率の良さは休日出勤をして平日と比べ凄く仕事が捗った経験をお持ちの方は察しがつくでしょう。

2.         ストレスが溜まらない

会社では自分の体調などは無関係。不調な時も全力を求められるが、不調な時は効率も悪い。

在宅勤務は、不調なら誰に気兼ねすることなく、休めばいい。

そして調子がよければ、深夜12時に仕事をしてもよい。

他に家事があればそれもこなせる。

短所としては

1.         相談相手がいない。

これは完全に会社勤めに負ける。

今の時代だから情報はインターネットで調べられ、詳しくは書籍を求めればある程度は解決する。

でも、人と会話しながら相談して相互に理解を深めるのとは違って、

一人でインターネット、書籍から結論をだしてもなんとなく不安が残る。

但し、会社に勤めており在宅勤務をしている場合は、会社の同僚に会えば解決することではあるが

私の場合のように個人事業主の場合は、容易ではない。

2.         情報の欠落がある。

会社ではいろいろな人がいる。自分と違った考えの人もいる。

こういう人から入る情報は、自分が無関心なテーマもある。

しかし、その人から聞いた情報を耳にして初めてその内容・重要さを知り、自分に大いに参考になると思わされることがある。

よく学者を「象牙の塔」というが、一人でいるとその「象牙の塔」状態に近づき、情報の欠落を生じる。

 

これからは在宅勤務の人を加えた会議などもできるため勤務形態に選択肢が増えた分、

会社として一層効率のよい働き方及び人間として一層生き甲斐のあるスタイルもでてくるでしょう。

 

 

ところで少し我が家の「のろけ話」をしたいと思います。

妻は私と同じ歳ですが、未だ勤めています。

勿論身分はパートですが、実質的には正社員と同じように月〜金まで勤務しています。

それは社会にでてから続けてきた会計、経理の仕事で、いわばベテランであり

体力などを要する仕事でないことと、勤務先の経営者の理解によるものです。

 

その妻が、「家に帰ってくるのが楽しい」とか「土日に休んだ後、月曜になって会社に行くのがイヤになる」とか言ってます。

丁度新婚さんとか30代の夫婦のように家に帰ってくるのが楽しみだというのです。

誠に結構なことですが、なぜそうなのか考えてみました。

 

私が料理を覚えたこともあり、最近はしばしば夕食を準備します。

食材は妻が好きそうなものを用意することもあります。

妻は帰宅すると会社で起きたその日の「世間話」を私に一生懸命してくれます。

こんなことが起因しているのではないかと思います。

 

先般、イギリスに行った時の事です。

帰りのヒースロー空港で搭乗時間を待っていた時、私達の前に私達と同じ年頃のご夫婦が座っていました。

それを見ていると奥さんが一生懸命残ったポンド紙幣を数えたり、使ったお金をメモしたり費用を計算しておりました。

何か飲みたいと夫が言ったのでしょうか、奥さんが少し歩いて飲み物を買って夫に渡しておりました。

その間、ご主人は特に何をするというわけでなく、ただ座っているだけ。

勿論、身体に不自由があるわけではない。

妻がそれを見て「みんな(よその奥さんのこと)ご主人と一緒に旅行に行くのはイヤというけど、ああなんだなぁ」と。

 

結局、夫婦仲がいいか悪いかは、夫側がどう妻に接するかによって決まるみたいですネ。

 

勿論、私も在職中は家事など殆どしたことがありませんでしたが、今は時間的にも気力の上でも余裕があるから今のようになったのだと思います。

 

ところで私達の子供の夫婦関係をみていますと、私の30代の頃と違って息子がよく家事を一緒にやっています。

それも特に妻から言われてやるのではなく、ごく自然に手伝っているようです。

 

もし、皆さんの中に夫婦関係がしっくりこないという方がおられたら参考にしてください。

 

 

 

暑い日々がつづきます。体調などに気を付けて業務に励んでください。

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