平成23年2月10日
このメールはホントはもっと早く送信する予定でしたが、遅くなりました。
というのは、このメールの原稿を書くのは大抵深夜が多いのです。
春や夏は夜中、目が覚めた時にPCの前に座るのですが、
冬は寒いのでなかなか布団からでられなくて、ついつい書きそびれました。
2月7日のNHK「クローズアック現代」で「うつ」の療法について放送していました。
それは「認知行動療法」というものでした。
鬱の治療には通常薬が使われていますが、それと併用で「認知行動療法」を行うと再発する割合が減るというものでした。
この療法とは簡単に一言でいうと「プラス志向」で考えることです。
例えば、仕事で失敗した場合、上司にしかられたりすると、かなりショックを受けます。
この失敗を複数回重ねると人は「あぁ俺はダメだ」「能力がないのだ」と落ち込みます。
この落ち込みが深刻になると悪い方、悪い方と考え鬱になることがあります。
放送ではある患者の場合を紹介していました。
認知行動療法による精神科の医師は、患者の今までの仕事の経緯について聞いていきます。
そして過去の仕事についてうまく行った場合、失敗した場合について聞きます。
そしてそれぞれの数を数え、全回数の中に占める失敗の割合をだすのですが、その患者の場合約1〜3%でした。
その結果を医師から知らされた患者は今まで深刻に考えていた失敗がさほど大きなものでないことを初めて認識するのです。
その後彼は仕事に対して失敗を恐れることなく前向きに考え、その結果鬱から解放されたそうです。
人は大概の場合、悪いことは過大に評価していつまでも気にかかるのですが、良いことは余り心にとめないものです。
このことは私が趣味でおこなっている株取引も同じで、
例えば100万円の損が発生した時は、「しまったもっと早く売れば良かったのに」
「この100万円があれば、アレが買えたのに」と大きく悔やみます。
でも100万円の益があった場合は、「まぁ、こんなもんだ」と思うだけで、心からスーッと消えていきます。
同じ考えは更に結婚生活にもいえます。私は幸いにも離婚を考えたことはないのですが、
多分離婚を考える時は相手の欠点ばかりが浮かんできて、良いところはすっかり忘れているからと思います。
離婚を考え始めた時は、相手の長所を考えること。
すると、いくつか良い点が頭に浮かんできます。
このとき、相手よりももっと悪い人の場合と比較して考えると一層相手の長所が大きくみえます。
すると今まで意識していた相手の短所がさほど気にならなくなります。
人は常にマイナス思考で考えるような傾向がありますが、マイナス思考は何の成果も生みません。
失敗した時はいつまでも悩んでいるのではなく、「今回は少し準備不足だった。次はうまくいくよ」と思うことが
鬱に落ち込まないポイントとなります。
そう言えば、3年前に次男が結婚した時に、「夫婦円満の秘訣 プラス志向で考える。相手の立場で考える」という言葉を贈ったことを思い出しました。
話は変わりますが、今年は花粉症が大変と大きく報道されていますが、
40年以上花粉症に悩まされてきた私が、今爽快に過ごしています。
というのは、1月中旬位から医者から「ザイザル錠5mg」という飲み薬をもらっています。
一日一回飲むだけですが、これが私の場合効果てきめんでして今のところ全く花粉が飛んでないように思える位です。
但し、新薬とかで1回に2週間分しか処方してくれないので少し厄介ですが試す価値はあると思います。
このお陰で今のところは夜も安心して寝られます。
インフルエンザが流行しているようです。気を付けて業務にお励みください。