平成22年7月7日
サッカー、Wカップ戦。
見応えがありましたね。
日頃、Jシリーズも見たこともなく、ルールも知らない私ですが力が入りました。
今回の侍ブルーの姿を見て、いくつかのことを改めて教えられた気がします。
まず、物事の流れの勢いというのは、大事な要因であること。
試合前の強化試合では、散々たる結果で国民の誰でもが(心の中では)日本チームの結果に期待をしていなかったのではないかと思います。
それがカタールの1点先取してから、流れが激変。
多分、監督も選手も心の底では、幾分あきらめの気持ちがあったのでしょうが、それが一瞬に消え、強い勝ちを信ずる気持ちになったのではないでしょうか。
その各人の気持ちの変化は、メンバー全員が共有し、更に共振し強力なチーム力となっていきました。
そして2つ目に感じたことは、この姿は、見ている国民にも伝染し、国中の人々に共感を与えました。
日頃、面白くない日々を送っている人にはとりわけ勇気を与えたことと思います。
更に3つ目に思ったことは、これは日本人がもつ国民性と大いに関係があるのではないかと思いました。
ご存知のように日本は農耕民族、農耕民族はみんなの力で、物事を対処しなければ生きていけない人種です。
(これと反対の資質をもつのが、欧米の狩猟民族、狩猟民族は個々の力で生存するのが基本)
この共同生活を尊ぶ国民が一致団結した場合には、日本はやはり一流国家にふさわしい実力ももつものだと確信するに至りました。
日本の経済活動も「失われた10年」から「失われた20年」といわれるようになりました。
沈滞ムードも20年も続けば、さすが一流国家から二流、三流国家になりさがります。
岡田監督に相当するリーダが日本を治め、国民一致の協力体制が一日も早く到来してほしいものです。
最近、会社の現役の方々と会話する機会がありました。
久しぶりにお会いしてビックリするのが同僚であった方々の他界です。
定年後に亡くなられる方と同時に在職中に亡くなられる方。
亡くなられた方のお名前を聞く度に「時の流れ」を感じます。
私も退職後もう6年も過ぎています。
この6年を振り返ってみるとやはり体力、気力で考えさせられることがよくあります。
退職直後のあの勢いは残念ながら少しずつ減少し、多分当時の自分の姿と現在の自分の姿を同時に見ることができれば
その差は歴然としているのではないでしょうか。
これは同僚で既に他界された方が増えつつある事を考えれば当然の理でしょうが。
そこでまだ現役でこれから定年を迎えられる方に申し上げます。
定年後の生活設計は早めに設定し、定年になったらできる事はサッサと済ませておくこと。
加齢した後では、60までの勢いは期待できません。
当分イヤな梅雨がつづきます。
それでも気持ちは晴れ晴れとして日々をお送りください。