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退職後6年3ヶ月を経て

平成22年4月9日

人生において「努力すれば報われる」とは、私達が子供のころから教えられてきた教訓です。

ところが「努力しても何の効果、成果もない」となるとその虚しさは大変なものです。

 

妻が一年半もかけて耐えてきたインターフェロンによるC型肝炎の治療。

なんと、治療を止めたら直ぐにウイルスが検出されました。

それを知った時のその落胆振りは…。身体の力が一気に抜けた思いです。

あの39度以上の熱は何だったんだ!、あの拒食状態は何だったんだ!

 

でも、同じような虚しさはこの世の中には一杯あることを改めて認識しました。

 

例えば、ガンにかかり、手術、抗ガン剤を受け、その後,常に健康に留意し、身体にいいという事は何でもして、

まぁ完治したと思って、4年経った時に再発と聞かされた時。

 

一生懸命受かるために2年も3年も勉強した国家試験、入学試験の結果、不合格となった時。

 

また昨今のような不況では、新卒者が50社以上も入社を希望してどれも断られた時。

 

このようなことは巷に溢れています。

 

人生とはこのような苦渋を幾度となく味わって生きていくのですね。

 

 

 

去年5月から始めた月1回の料理学校も4月が最後になります。

成果として料理がうまくなったとは言い難いですが、料理すること自体に殆ど抵抗がなくなったのが間違いなく成果だと思います。

このお陰で妻が都合悪い時には以前であったなら、何もせずに妻が料理をするのを待っていたのが、

今ではごく自然に台所に立ち、適当に料理を作るようになりました。

 

今まで習ったのは「男の料理 和食編」で、これで止めようかと思ったのですが、

日常生活に変化をつけ、まだ学習意欲を維持する意味から「男の料理 洋食、中華編」を受けることとしました。

 

皆さんも退職された暁には、料理を楽しまれることをお勧めします。

 

 

 

診察が終わった妻を病院に迎えに行き、その帰りに昼食のため市民病院近くの喫茶店「重役室」に寄りました。

この喫茶店は一宮特有の「モーニング」でテレビなどのマスコミでも紹介された事のあるこの地方ではチョット有名な店。

 

ところが中へ入ってビックリ。午後2時近くというのに、店の中は満席。

約40人近くの人が談笑中。座るところがないほど。

お客の殆どが私と同じような年配の方ばかり。

 

高齢者は暇でよく喫茶店に行くとは聞いていたけど、ホントなんですね。

 

 

寒い時期も過ぎ、桜が満開の時期、大いに満喫してください。

 

それでは又。

 

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