平成21年11月27日
OB会は有り難うございました。
今回の参加者は60余名でした。
今回で3回目になるのですが、いつも思うことがあるのですが、
なぜもっと多くの人が参加しないのだろうかと思います。
我々が何十年も勤めた会社であるので、退職したといっても関心があるはず。
そこでなぜ参加しないかを自分なりに考えてみました。
参加するには次のような条件が必要と思います。
1. まず、生きていること
2. たとえ生きていても元気な姿であること(杖を必要となると行く気が起きない)
3. 会社を円満退職(通常は定年退職)していること
4. 会社の現役、特にOB会に顔を出す役員の人とイヤな過去がないこと
5. 会社の現状について関心があること(去年参加したから今年はイイヤと思わない)
これらの前提として会社の業績がいいこと、即ちOB会を開催する余力があることが挙げられます。
考えてみるとこれらが満たされていなければ、参加しない、イヤ参加できない。
すると参加できる自分は幸運かなぁと思います。
日経主催のシニアのワークライフ・フォーラムに行ってきました。
これは主に定年前の方を対象にしているものです。
なぜ、退職後5年も経過した私が参加したか?というと、
一つでも今の生活の改善につながるヒントが得られればと思ってでかけました。
フォーラムの中で、現役の皆さんに参考になるものを2つご紹介します。
1つ目は、定年後の過ごし方の検討に関するものです。
方法は時計の文字盤のように360度を24等分して、24時間時計を作ります(できれば7枚)。
この時計に自分の時間毎の予定を記入します。
当然、睡眠、朝食、昼食、夕食、入浴等を記します。
問題はこれら以外に何を記入するかです。
皆さんのように現役であれば、簡単に24時間が埋まりますが、
退職後であると自分が納得できるような項目で各時間を埋めるのは難しいようです。
一日の実績を書いたら睡眠等以外は全て「テレビ(鑑賞)」というのが最悪のパターンではないかと思います。
記入された計画のポイントは、「健康」、「いきがい」、「人間関係」に関する項目が含まれていることだそうです。
テレビが最悪というのは、この3つのポイントが当てはまらないからです。
現役中に24時間時計を書いてみて、納得がいく計画ができなかったら、
何をするか検討し、改めて24時間時計を書き、
納得のいく24時間時計ができれば退職後迷うことはないと思います。
2つ目は、60歳以降働いた方がよいか、辞めた方がよいかをお金の点から検討するものです。
働かなければ年金だけが収入源です。
働けば、それに給与が加わります。でも給与があると年金受給額が減少します。減額の程度は給与が多いほど多くなります。
この収入の差を給与が30万円の場合と15万円の場合について働かない場合との対比で比較するものです。
なお、年金は60歳から報酬比例部分のみを受給し、65歳から基礎年金も加わった全額を受給するものとします。
(男性で昭和24年4月2日〜28年4月1日生まれの方が相当)
結果は、働かなかった場合に対して65歳時点の資産は15万円の場合で960万円、
30万円の場合で1360万円ほど多くなります。
このお金からの検討では、働いた方が良いとの結論になりますが、
60歳から自分の時間をもつ場合と65歳からもつ場合では
その後の生活はかなり変わってきますから、実際はお金だけで決められない部分もあります。
この年金と給与の関係について関心のある方も多いでしょうから、
次回の定期メール発信までに私のHPに掲載したいと思います。
今年も後、1月を残すだけ…。
お元気にお過ごしください。それでは又…。