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退職後5年6ヶ月を経て

平成21年7月3日

レガシーコストという言葉をご存知ですか?

遺産コストと日本語で訳されています。

 

GMが倒産した原因に、車の小型化、低燃費化に失敗したこともありますが、

レガシーコストも一因といわれています。

 

かってGMが成長期にあったとき、退職者に十分な社会保障を約束しました。

当時は車が売れ,従業員の数は、はるか退職者の数より多く保障はできました。

 

ところが、車の売れ行きが悪くなり、従業員の人数は激減し、逆に退職者は増加しました。

当時と違い少ない従業員で多くの退職者の保障をしなければならず、その結果会社の利益を

福祉に回さなくてはならず、ご存知のように破綻をきたすこととなりました。

 

この話とよく似た話が日本の社会保障の問題です。

ご存知のように社会保障制度ができた頃と違って今は3.6人で一人の高齢者を支えています。

これが将来は1.2人で一人を支えなくてはいけません。

このようなことは当然不可能であり、そういう事態がくる前に制度は破綻します。

 

この破綻を防止するために政府は数年前に骨太の方針で社会保障費の2200億円の抑制を決めました。

ところが最近のニュースを見ているとこの抑制を廃止しようとしています。

 

理由は、高齢者の生活が大変だからということになっています。

高齢者の生活が困るようでは、総選挙で勝つわけにいかない。票を取るためには廃止しなければならないということです。

 

即ち、選挙で勝つためには、社会保障費の費用を抑えることを廃止し、高齢者の社会保障を従来通りに支給することです。

 

 

本来、政治が果たすべき方針は、例えば2200億円の費用は高齢者でなく、若い人に回して、

少子化がドンドン進行していくのを阻止することです。

少子化を阻止すれば、将来、年金の担い手は増え、社会保障制度の維持が可能になり、

高齢者の生活も保障されるのです。

 

ところが政府がしようとしているのは、持続可能な制度にするためよりも、

目先の票獲得のために動き、結果として社会保障制度の破綻をきたす方向を選択しているのです。

 

 

こんな分かり切ったことができないというのは、本当に「日本の将来」を考えているのではなく、

目先だけのことに目を奪われ、党利党略が優先するからでしょう。

 

私のような一般の人は、どの党が政権を執るかよりも将来も日本が安定した国である基盤を築くことを願っています。

 

政治家も目先しか考えないのも問題だけど、国民、特に若い人が政治に無関心であることも問題です。

国民の各世代の中で団塊の世代を含む高齢者層が占める割合は高く、且つ選挙には投票する人の割合が高いのです。

これに対して若い層は人数が少ない上に投票を棄権する人が多いのです。

 

この結果、世の中が高齢者のために構築されるのは、仕方がない事といえます。

 

この上、現在子供である人々及びこれから生まれてくる子供達は、

ドンドン増えていく国の借金の支払いを負わされることとなり、大変なレガシーコストを負担する悲惨な運命にあるようです。

 

 

 

先月初めて「脳ドック」の検診を受けてきました。

理由は、弟が脳梗塞になったためです。

 

検査結果はお陰様で通常、高齢者に見つかる「脳梗塞の跡」とか「小さな動脈瘤」も見つかりませんでした。

私の場合幸い、高血圧でなく、血液もどちらかというと高脂肪でないお陰です。

それでも一部に動脈硬化の現象があるといわれました。

 

皆さんの多くの方は人間ドックの受診はされているのでしょうが、脳ドックは特に事情がない限り少ないのではないでしょうか。

でも60歳に近づき且つ血圧が高い方はお勧めしたいと思います。

 

しばらく憂鬱な梅雨が続きます。

体調に気を付けてお仕事に励んでください。

 

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