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退職後5年5ヶ月を経て

平成21年5月29日

退職する当時から、予定をしていた計画の一つに料理学校で料理を学ぶ事がありました。

それがようやく5年余を経過した今、実現しました。

 

行き先は栄にあるベターホーム(女性が中心に活動している財団法人)が主催する「男性のための料理教室」です。

5月から始まって月1回の割合で1年間(最低、半年)和食の料理を習います。

人数は約20名。殆どが60代だが、数名若い人がいます。

 

体験教室では、ハンバーグとお吸い物を習いました。

数日後、我が家で作り妻に食べてもらったところ、「美味しい」と褒めてくれましたが、

これは何も私が上手であるわけでなく、レシピが優れているだけ。

 

 

去年末の我が家の忘年会は、長男の新築の家へ行き、新婚ムードが漂う次男夫婦を呼んで、会食会を行いましたが、

このとき、各家庭から一品ずつおかずを作って持ち寄ることにしたのです。

親である私達は、妻が煮物、私が豚の角煮を作りました。

 

このとき、作った角煮は勿論我流です。それでも「美味しい」「まずい」を遠慮なく表す孫が食べてくれました。

今年の年末はチャンと学んだ料理方法で何かを作り、「お爺ちゃんの腕」を見せてやろうと、ほくそ笑んでいます。

 

 

ところで料理学校に通い始めてから気が付いたのですが、

それまでどちらかというと余り気乗りでなかった日々の「食器洗い」が抵抗なくスムーズにするようになりました。

これは予期せぬ効用であり、夫婦円満の秘訣の一つになりそうです。

 

少し話はそれますが、もし、皆さんの中に奥さんとの仲がイマイチである方がお見えになれば、

家事の手伝い、例えば「食器洗い」などを少しずつやってあげると段々とわだかまりがとれ、仲睦まし夫婦になること請け合います。

 

 

 

年を経ると健康といっても病院に行くことが増えます。

私がある眼科に定年後毎月1回通っていた眼科を最近、別の眼科に変えました。

それは、今までの医院の評判がイマイチであり、私自身も少々信頼に疑問をもっていたためです。

 

新しい医院に行って初めて気が付いたのですが、今までの医院が、いかに旧態依然の診察をしていたかを実感しました。

それは新たに行った医院には見たことがない新しい検査設備があり、それで検査すると今まで知らなかった病気の進行状況がよく分かったのです。

結果的には、緑内障及び黄班変性症はさほどひどくなく、今まで使っていた点眼は不要ということになりました。

実際に視力になんら支障を感じない私として、一体今までの5年間の点眼は何だったんだという思いがしました。

 

私も一度掛かった医者を変えるのは好きではありませんが、どうも不審と思うときは他の医院の門をたたくのも一理かと思います。

 

 

医者に関することで雑談を一つ。

ご存じの方もお見えになると思いますが、日本の医師の専門は、ホントにその専門を専攻したとは限らないこと。

というのは、医学部を卒業すれば、大学で専攻していた科と関係なく看板を挙げる事が出来ます。

例えば、内科、外科、精神科、整形外科、小児科、産婦人科などのどれを看板に掲載してもいいこととなっています。

 

医者も勤務医より、開業医の方が約1.5倍収入が多いので多くの方が開業されます。

このとき、一番多く開業される科は精神科だそうです。理由は設備費が安いこと。

その次に多いのが皮膚科、整形外科など生死に関係なく、緊急性のない科。

これに対して少ないのはご存じのように産婦人科、小児科、外科など。

 

このことから私の私見は、

産婦人科などを開業されている医師は、その重要性を認識して敢えて厳しい科を選んだと思うと、信頼出来る医師が多く、

これに対して、精神科などの開業医は、医業の責任に対する認識が相対的に薄い方が多いのではないかと思います。

事実、精神科の医院に通った患者が悪化していった事をNHKのクローズアップ現代?で報道していました。

 

皆さんもこれからは医者に掛かる機会が増えるでしょうから、ご参考になれば…。

 

気持ちのよい季節の今日この頃。

休日などは行楽などに行って鋭気を養ってきてください。

それでは又

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