平成21年5月6日
ゴールデンウィークも終わります。
如何お過ごしでしたか。
我々退職組はこの期間に移動する必要はないためできるだけ遠出は避けました。
5月初めに会社から送付された社内機関誌を見て、冒頭の社長挨拶をみると、経営状態はまずまずと記してありました。
ホントに嬉しいことでありませんか、
万一、定年前の現役の人が失職した場合、その悲惨さはマスコミで報道されているように目を覆いたくなるものがあります。
妻は、去年(平成20年)9月からインターフェロンの治療を開始しました。
20数年位前、大腸ガンになりその時輸血したのが災いし、C型肝炎に罹りました。
ここ2〜3年前から治療方法が改良され、治癒率が向上したこともあって開始したわけです。
治療方法は毎週1回、インターフェロンをうち、薬を飲むことを一年半継続することです。
ところが、このインターフェロンがくせ者。副作用がきつく、注射をうった後数日は
発熱し、食欲不振、倦怠、疲労感、発疹等に悩まされます。
それでも治療開始から8ヶ月を経過した現在、身体が副作用に慣れてきたせいか、苦痛が軽減してきました。
そばにいて(治療には)何も助けることができないのですが、
食材の買い出し、風呂・トイレの掃除、布団の上げ下ろしが私の役目に固定化されました。
血液中のウィルスの数は、500万(治療前)→1万→250→50→「検出されず」と激減していますが、
この「検出されず」までの期間が1ヶ月以内なら1年間の治療でよかったのですが、残念ながら1ヶ月を超えたために1年半の治療になりました。
まだ、終了までに9ヶ月ありますが、でも希望がもてる苦しみ故、耐える気になれます。
ところで退職組の楽しみの一つに海外旅行がありますが、
私の友人で去年他界した高校の先生は、65歳まで非常勤で教師をしたりして、
金はあっても時間がとれず、結局アメリカ一国に行っただけでした。
そのため奥さんが私に最初に言った言葉の中に「もっと旅行をしておけば良かった」という後悔の言葉があり、無念さが一杯でした。
また、先日会った工業会元事務局のSさん(私が工業会担当の頃、技術部長をされた業界の生き字引と言われた東京在中の方)は、
去年末、奥様を亡くされました。
それもトルコ旅行を予約して出発直前になり奥さんが体調を壊され、キャンセル…。
そして約1ヶ月後に他界。
このSさんも「毎年家内と海外に行くことが楽しみであったのに…」と悔やんで居られました。
私も今年は旅行はお預けになりますが、それでも以上のような知人のことを考えると随分幸せの方と感謝する次第です。
人間いつまでも元気であればいいのですが、なかなか難しいようで。
60歳過ぎという年齢は、体力低下と共に環境変化が訪れることにより、
まるで厄年に当たったように病魔に襲われる方が多いようです。
現在若い皆さんも体調の管理と共に、先々悔いがないように予め計画を立てられん事をお勧めします。
花粉症も大分軽減され、過ごしよい時期になりました。
休み明けのお仕事に精を出してください。
それでは又