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退職後4年5ヶ月を経て

平成20年5月30日

「オール電化」

 皆さんのメールでしばしば記載されていたこの言葉の重さを改めて私もしみじみと感じました。 

というのは、5月に元R社員で中途退職されたO氏と会食したとき、家をリフォームしてオール電化にしたとの話を聞きました。

その結果、リフォーム前と後で光熱費+ローン返済月額(オール電化の初期設備費用のローン)で比べたところ約4000円/月 安くなったと聞きました。
ローン返済金がなければ、当然もっと安くなったことになります。
更に「オール電化による不具合は?」と尋ねたところ「特にない」との返事。

更に今度長男が自分の家を建て6月には入居できる運びになったのですが、息子の奥さん即ちお嫁さんが「今度オール電化にするわ」と半分自慢気に話してくれました。私としては「お父さんは元R社員だけど」といってみましたけれど、それ以上言うことはできませんでした。
親といえども必要費用を出していないのに、それ以上仕様について注文を付けるわけにはいきません。

家ができた暁には、私も実際オール電化の「ヨサ」を味わってみようと思いますが、ガス機器の開発に携わってきた身にとっては喜べない気持ちです。


長男のマイホームの話がでたついでに、少し子供自慢をさせて頂きます。

次男は去年末の12月に結婚をしたことは、この定期メールで報告させて頂きました。
そして次男には一円も結婚式費用を出さなかったことも記しました。

そして今度の長男も三好町で土地を購入し新築の一戸建てを建てるのですが、案の定、この親は又一円も出さないのです。

といっても当然住宅ローンを借りるわけですから、負債が発生します。
子供の自己資金だけでローンを借りると、返済期間が30年位になります。
固定金利の住宅ローン「フラット35」では、返済期間が20年を境に長くなると金利が高くなります。

 親としてはわざわざ高い利子を子供に支払わせるのは忍びがたい。
そこで頭金の一部を援助してやることにしました。 

普通の親なら多分そのお金は子供に贈与等で渡すと思います。
でも私は子供と金銭消費貸借契約書を作り、10年間で親に返済してもらう約束をしました。
子供にとって利子分の負担軽減になるのです。
(それでも返済期間短縮と利率の差により利子軽減分は400万円以上になります→皆さんも利子にはご注意を)。

 ところがその長男が考えた間取りに私たち親の部屋が用意してあるのです。
考えようによってはその部屋分の費用だけ親が負担してもよいものだと思われる方もいるでしょうね。

 なぜ、そこまで子供にお金について厳しいのかと思われる方もいるかも知れません。

理由はただ一つ。

子供の自立です。

正直いって融通したお金は子供に贈与してもいいのですが、それでは子供に甘えが出てきます。
贈与はないものと思って生活し、万一何かがあった場合に助けるのが私の役目と思いますし、
また、そんな状況がなく、私が他界した場合結局その融資分は子供にわたります。

 そうならば、自分で全て対応した方が本人も「やった」という自信が湧いてきますし、その考えは孫の躾にも伝授されると思います。

いずれにしても親というのはいつまでも生きておりません。生きているうちに自立させるのが親の役目と思っているからです。 

この話に関連して「子供の結婚」について最近感じたことを記します。

我が家の長男は20代の前半で結婚したのですが、次男は30代の半ば近くまで独身でいました。
長男は結婚が早いので特に記することはないのですが、次男は前にも報告したようにパラサイトシングルでした。
当時、次男に話しかけても「ブスーッ」として愛想のない返事があるくらいでした。
それが結婚したら、人間が変わり親思いの子供になりました。

たまたま家に来て話をしますが、まともに会話ができるようになり、帰るときは親の安全(健康と防犯)を気にしながら帰ります。

ところで先日、我が家とほぼ同じ年齢の兄弟がいる親戚へ法事に行ってきました。この親戚は次男が大学卒業と同時に結婚し今は子供がいます。
ところが長男は30代半ばで現在独身です。

この兄弟の立ち振る舞いを見ていると結婚した次男の顔艶はよく声にも張りがありますが、独身の長男はどことなく暗く笑顔が見えません。勿論20代の頃はそんな違いはありませんでした。

皆さんの中にも余り遠くない将来に適齢期のお子さんをお持ちの方もいると思います。
親としてできるなら早い時期に結婚させられた方がよいと思います。

 

それでは又 

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