平成19年8月6日
(このメールは17名の方にBCCで配信しています。)
7月初めにR社現役Hさんのお嬢様のバイオリン演奏を愛知県芸術劇場コンサートホールで鑑賞させていただきました。
「コンチェルトの夕べ」と銘打って3名の女性の方が交響楽団の伴奏と共に、
ピアノまたはバイオリンの演奏をされました。
Hさんのお嬢様はバイオリンの演奏をされましたが、実に素晴らしかった!!
会場に行くまでは、そんなに入場者数はないのではないかと勝手な予想を立てていたのですが、
入場するのに列ばなくてはならず、おそらく1000名近くが入られたのではないでしょうか。
バイオリン演奏とはあんなに素敵なものと思いませんでした。
彼女のしなやかな肢体によりバイオリンから魅惑の旋律が次から次と生み出される。
そしてその一連の音により一つの世界が形成され、聴衆者は知らぬうちにその音楽の世界の虜になる。
豊かな音色、何とも言えない安らぎ。
直接親子でない私でさえこんなに感激したということは、
お父さんのHさんにとってはさぞや極上の歓びではなかったでしょうか。
音楽に関連してもう一つ感激した出来事がありましたので紹介します。
それはテレビで視聴された方もおられるかもしれませんが、7月初めNHKの「プロフェッショナル」という
番組を見たときです。
テーマは、日本の最高の技術を誇る肝臓外科医の話でした。
その外科医は今は東京の日赤にお勤めですが御年60歳の現役。
東大医学部時代から肝臓外科を専門とされた方で、数々の手術をこなし多くの尊い人命を救助された方です。
ことし4月には当初、肝臓に50ヶ位のガン細胞があると思われる手術に臨んだのですが、
開腹し肝臓を切り開きガン細胞を次から次と切除していくのですが、それがなんと最終的に99ヶのガン細胞が
摘出されました。その手術の時間は朝9時から始まり、なんと翌日の深夜2時にまでおよぶ超大手術。
この間、人命を預かる大事な仕事ゆえ、気を緩めることはできません。でも見ていると途中休憩をとり
コーヒーを飲み、長時間の過酷な作業に耐えうるように体力を調整しながら手術をしておられました。
ところで、この話がなぜ音楽に関係があるかというと、手術の最中ズーッとバックグランドミュージック(BGM)として
演歌が流れているのです。これはその先生が持参した石川さゆり、八代亜紀等のCDをラジカセで再生しているのです。
17時間もの超長時間の「緊張に耐えうる」のに、音楽が欠かせないということをこの先生は言われていました。
その音楽も激しいものでなくどことなく「(女性が人生を)耐えて生きていく」という音楽が適しているとのことでした。
音楽とはこのようにあらゆるところに大きな役割を演じ各々の人の人生に関与しているのだなぁと痛感いたしました。
ちなみに私も自宅にいてパソコンに対座しているときは、
PCにスピーカーを接続しCD(レンタル)からハードディスクにコピーした
1000曲以上の音楽をBGMとして流しています。
もし会社でもどこかの部署で市場テストとしてBGMを流されたらどうでしょう。
もしそれで作業効率が上がれば儲けものです。
ところで今回の参院選で民主党が圧勝し、自民党が惨敗しました。
私は特に特定の政党にくみするものでありませんが、つぎのような意見をもつものです。
一つは日本に二大政党が誕生することは米、英の事例を見ても好ましい方向と考えます。
二つ目は、今後党の支持票獲得のために「ばらまき」が又増えないかと懸念します。
日本そのものが豊かになるためには、法人税減税等の施策によりまず企業が国際競争で勝ち抜き、
その結果GDPが増えることが前提であり、その上で格差是正、農業振興等の施策があるのではないかと思います。
といっても今年4月に行ったトルコと比べたら、日本は戦争も内乱もなく且つ豊かな国であることは間違いのない
事実であり、有り難いことと思います。彼らから見れば我々の要求は贅沢かも知れません。
暑い夏になりました。各位体調に気をつけてください。それでは又…。