平成19年6月1日
(このメールは17名の方にBCCで配信しています。)
R社の3月期連結決算が売上高10.3%増の2347億、経常利益が15%増の135億。
よかったですね。2月はリコールが発生し、一時は売上減を予想したのですが。
また、今年の春闘による賃上げは従来より高いようで。
R社も、世間の流れを受けまずまずの回答があったのではないですか?
又ボーナスも期待できるのではないですか?
働く者としてとにかくよかったですね。
(私も趣味の株の成績が今のところ良く、小遣い程度を稼いでいます。)
以前は、経営者と労働者の力関係だけで賃上げの相場が決まっていました。
でも、今は国内のことだけを考えて賃上げ闘争をしている時代ではなくなりました。
シリコンバレーで発注されたITの仕事がインドのバンガロール(インドのシリコンバレーと言われている)で
受注されるように、仕事は、グローバルを前提で分担する時代になりつつあります。
このため受注側のインドでの賃金は少しでも優秀な人に仕事をしてもらいたいため上昇しますが、
発注側(例えばアメリカのシリコンバレー)の労働者の賃金は上がることが極めて難しくなります。
事実、00年から06年の間に日本の賃金は15%ダウンしたのに、インド、ニューデリーは130%up、
上海は50%UPしています。
即ち賃金はグローバル的規模でフラット化します。
このようなグローバル的見地から、今後も毎年給料が上昇するということはできなくなると思われます。
「団塊世代の資産運用」という課題で先日、伊藤元重さん(東大教授、経済学者)の講演会を聞いてきました。
運用の要点は、皆さんもご存じの「資産の3分割運用」でした。
即ち、銀行預金は安全性が高いと思われ、日本人に圧倒的支持されていますが、実質的に損をすることもあるのです。
今のような定期預金の利率が0.1%(将来、多少UPするでしょうが)程度のままで
インフレが3%にでもなれば価値が減少することとなります。
これを避けるために@現金(預貯金を含む)、A不動産、B投資(株、外貨等)に
分散運用することがリスク回避に有効といわれています。
不動産を資産で持つといっても、一つの物件を有することは多額の金額を要し通常できません。
この場合は不動産投資(J-REIT等)を利用すればわずかな資金で不動産に投資できます。
又、外貨は将来日本にかなりのインフレが発生した場合に有用です。
蛇足ながら将来インフレが発生する可能性はかなり高いと思われます。
それも相当高いインフレ率です。
なお、講演会では3分割に加えて「自分への投資」がいわれていました。
「自分への投資」とは、2つの意味があります。
一つは、伊藤元重さんのような講演会等を聞きにいき、賢く運用すること。
2つ目は健康に投資すること、
健康であれば医療費等の支出が軽減でき、結果として資産をプラスする方に作用します。
なお、「資産運用」とは実質的に「リスク回避」のことを指します。
私も定年後、日経新聞や宅建業界主催の講演会によく参加します。
またFPの資格を取得した理由の一つが自分の資産運用のためです。
(事実FP取得者の約7割が開業ではなく、自分の運用のためです。
またお陰様で愛知県の宅建業界は、結構真面目な業界で根気に講演会を開催します)
4月、5月と2回、R社の現役及びOBの方と会食をする機会を得ました。
なんといっても、かって一緒に時を過ごした仲間と談笑するのは、人生の喜びの一つと実感致します。
もし、気楽な飲み会を企画されたら声をかけてください。馳せ参じます。
退職後、3年余が経過しましたが、メール及び会食等のお陰で今でも会社の概要が分かります。
以前も記しましたが、会社のトップが変わって本当によかったと思います。
それでは又…。