平成19年4月27日
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明日から楽しい楽しい休みですね。
ところでトルコに行ってきました。
折角行ってきましたので、土産話を…。
観光で有名なのはカッパドキア。トルコ中央部に位置し、海抜1100m程度の高原にあります。
辺り一面に散在しているのは、棒状に立った岩でその先端に帽子をかぶったような別の岩が乗っている奇岩です。
岩の主成分は火山灰による石灰岩。昔、何回もの噴火により堆積した火山灰の成分が異なるため、
その後浸食されたときにまるで別の部品であるかのような岩が筒状の頭に乗った形になったものと思われます。
(情景については「カッパドキア」でインターネットで調べてみてください。)
その地方で目についたのが、昔、キリスト教徒がアラブ人による迫害から逃れるために避難した洞窟。
岩石が柔らかい石灰のため、あちらこちらにいっぱい洞窟があります。
見学した洞窟は地下20mで8階になっているもの。
なかはところどころ広いところ(広場、食堂に当たる)があるがそれをつないでいる通路は一人分が通れる程度。
考えてみてくださいそんな洞窟の中で生活することを。
給水、排水、空気の換気、火、灯り、排出物の処理。全て勘考しなければならなく、
又どれをとっても不十分であり、不自由なことこの上なし。
そしてそんな薄明かりの中、太陽の当たらない場所で敵がいつ退去するか分からなくそれを我慢して潜っているのですよ。
私はたった30分程度、洞窟の中に居ただけで息が詰まりそうになり、洞窟から早く出たい思い。出て太陽を見たとき本当にホットしました。
話は経済的な話題になりますが、トルコは車の使用制限が厳しく、なんとカローラが350万、ガソリンが240円程度。
給与は一ヶ月40000円から50000円。スーパで見たトマトの値段が確か日本円で90円程度。
どうして生活しているのか想像に苦しみます。
そのトマトですが、実にうまい。ホテルで毎回たっぷりのトマトがでるが日本のスーパで買うトマトと違い、自家製のトマトのようにおいしい。
トマト以外に美味しいのがキュウリ。そしてドイツと同じくベーコン、ソーセージがうまい。
また、ヨーグルトも美味しいのですが、なんとヨーグルトが誕生したのはブルガリアでなくトルコとのこと。
同じくチューリップの原産地もオランダでなくトルコ。
このようなことは世界に知られていません。トルコ人は自国がPRの下手な国と嘆いていました。
更に付言するなら、治安はよくフランスのような心配は要りません。
そして余り知られていませんがトルコ人は、歴史の経緯もあり親日家で、我々日本人が訪問することに実に快く迎えてくれます。
隣の中国とは大違い。
それからトルコ人の平均寿命は60代とか。もし私がトルコに生まれていたならそろそろお呼びがかかる頃。
いつも旅行から帰ってきて思うのですが、今の時期に日本に生まれてきて本当に良かったと思います。
以上、土産話です。
話は変わりますが、皆さんの中に最近何かにつけ「どうも年のせいで…」ということがある方はみえませんか?
そんな方にお勧めの映画があります。「ロッキー ザ ファイナル」です。
副題に「never give up」とあります。一見をお勧めします。
明日から待ちに待ったゴールデンウィーク。
貴重な自由時間、十分楽しんできてください。