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退職後1年8ヶ月を経て

平成17年9月9日

残暑厳しい中、お仕事にご苦労様です。

 

会社の経営成績も減益となり、さぞ厳しい風が吹いていることでしょう。

株取引を経験して実感したことは、今までズーッと収益予想を上方修正していた会社が

いつまでも上方修正をしているわけではないことです。実に当たり前の事ですが、これが実態です。

その意味でR社も今まで堅調に推移していただけに、下方修正もあって当然というのが

私のここ数年の経験からの見解です。

もっとも経営者からはこんな甘い発言はなく、叱咤激励が飛ぶでしょうが…。

 

私が退職してから1年半余が経過しました。私の半年後にNさん、Hさん、その半年後に

Tさん、又その半年後にKさんと退職されました。

 

まだ、会社で勤めておられるIさん、Tさんは多分定年前の生活と大きく異なる事はないでしょうが、

他の方々は一日の過ごし方引いては生活パターンは相当変わったのではないかと思います。

 

もうすぐ団塊の世代が退職することもあり、今本屋では定年後の生活に関する書籍が一杯。

プラス志向で考えれば、悠々自適、趣味三昧、在職中にできなかった夢を実現する等々。

マイナス志向で考えれば、濡れ落ち葉、新聞を隅から隅まで読む、奥さんの旦那在宅ストレス症候群等々。

 

余談になりますが、妻が以前からよく尾西図書館に行きます。

昔は図書館にいるのは、小学生、中学生の子供が多かったとか。

ところがここ数年、私の年代の男性の姿が目立つといっています。

かれらは新聞、雑誌等を読むと同時に仮眠をしているとか。

この仮眠防止の為、以前は座り心地のよい椅子でしたが今では固い椅子に変わったと聞きます。

 

そこで、これから定年を迎えられる方のために以下ご参考までに…。

ラジオ(NHK)によると退職後の問題として健康、資産形成、生きがいがあり、

このうち、健康、資産については十分でなくても何とかなっている方が多いようです。

これに対し多くの方が直面している問題は、生きがい即ち「することがない」という事のようです。

この対策として、ラジオで言っていたことはやはり在職中からの準備です。

 

確かに定年になってから課題を考えようとしても一旦気を緩めるとその後、気を引き締めることは難しく、結果として何となく過ごし、

そのうち時間が経過し、「やることがない」症候群になるのではないでしょうか。

 

この対処策として僭越ながら私の経験より在職中から「楕円に生きる」ことをお勧めします。

楕円の中心点は2つあります。その一つは当然「仕事」を中心で活動することです。

他の中心点は例えば「定年後の生き方」に置きます。

後者の中心点に関する模索・検討は土日くらいしかできません。

この活動結果は定年前に得ることが望ましいが、そう予定通りに行かない場合もあります。

運悪く、定年までに合わない場合、楕円の2つの中心点のうち、「仕事」の中心点は消滅しますが、「定年後の生き方」の中心点は

まだ残っており、楕円が円になるだけで消滅はしません。

即ち、定年がきても従前通り継続中の課題をそのまま続けるだけです。

従って定年までにテーマが見つからなくても「することがない」症候群は発病しないと思います。

事実、私が選んだテーマの善し悪しは別として、退職から今日まで少なくとも「することがない」で悩んだ事はありません。

 

以上、ラジオの話及び図書館の状況より私見を記した次第です。少しでも皆さんの参考になれば幸甚です。

 

まだ暫く暑い日々が続くと思います。体調を壊さないように…。

 

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