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退職後1年11ヶ月を経て

平成17年12月3日

11月14日の「えびす講」に会社に行きました。去年の1月15日以来で約1年10ヶ月振り。

Nさんに開発本部の中を案内して貰いました。

私が退職したのは新館が完成し、引越をした直後でした。

それから2年弱が経過しましたが随分変わったものですね。毎日勤めておられる皆さんは余り感じないでしょうが、

私の立場からすれば「随分変わった…」と思いました。

これを見て安心しました。変わるということは、新しい状況に対応するために進化していることであり、

万一、殆ど変化してなかったら会社は停滞していることを意味し将来が心配になります。

大変でしょうが、常に変化していってください。

  

ところで、「まさか」と思ったのは、社長が交代したこと。

退職した身分だから言えることだけど、前社長はもっと早く辞めるべきと思ってました。

今の会社を作り上げた功績、実力は尊敬に値するものだけど、いつまでもイゴコチのよい「長」の椅子に

座っているのは凡人であり、賢人でないというのが私見です。

というのは、倒産同然の伊藤忠商事を再建した前社長の丹羽宇一郎さんは再建が終わったら

サッサと社長職を辞職しました。

理由は、人に権力がある状態が長く続くと、その人に諫言をする人がいなくなる。

即ち、自分に真の会社の姿が見えなくなるということでした。

その意味では、私は小泉首相も偉いと思います。あんなに大量得票を取れば凡人の首相なら「4年位首相を務めよう」と思います。

それを辞めるのですから。

 

ところで株に関心があり、FPである私から皆さんに参考までに一言。

というのは、今原油が高騰しています。このお陰で産油国例えばサウジアラビアの収入は

数百兆円も増加しているそうです。そのとてつもなく増えた金の一部は国内の陸橋とか、道路整備のインフラに使われるでしょうが、

それは増加した金額のほんの一部。後は使い切れなくて残ってしまいます。その残った資金はどうするかといえば、投資に回ります。

その投資先として現状は日本が最有力先の一つとか。そのお陰で日本の株は高くなっています。

即ち、我々が支払わされているガソリン代等の値上がり分は回り回って株価に反映されているのです。

皆さんに株を持つことを特にお勧めするわけではないですが、世界ではこういう大きなカネの流れがあることをご参考までに。

 

今月の定期メールは少し固い話になりました。

 

今年も後1月、悔いの残らないように業務及び私生活に取り組んで下さい。

 

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