平成27年1月31日
認知症
いやな言葉ですね。
私たちが高齢になった時には4人に1人が罹るとか。
考えだけでもゾートします。
ところで「文藝春秋 2月号」に「認知症はアロマで治す(鳥取大学医学部教授 浦上克哉)」という記事がありました。
その中で知っておいてもよい情報がありましたので参考になる事項を記します。
更に詳しく知りたい方は上記の書籍をご覧ください。
1. 嗅覚機能に気をつけること
アルツハイマー型の認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳内に溜まり、それが海馬を壊すために発症する。今までは海馬が初めに壊れると考えられていた
が、海馬が壊れる前に必ずいやな臭いを感ずる嗅神経がやられることが分かった。そこで常日頃から嗅覚に注意、特にいやな臭いが分からなくらったら要注意。例
えば認知症の人は冷蔵庫の中の食材が腐っていても分からないそうである。
2.早期発見は進行を抑える。
認知症の進行にはターニングポイントがあり、それを過ぎるとどんどん進行し「治らない病気」になってしまう。
認知症予備軍といわれる軽度認知障害(MCI)の人には知的機能の改善が可能であり、この段階なら次に記するアロマオイルを使った治療で症状の進行が抑えられ
たという臨床データがある。
アルツハイマーはアミロイドβが脳内に堆積を始めてから発症するまで20〜30年かかるといわれている。従って前記の「嗅覚に気をつける」などを参考にMCI
の段階で対応したいものです。
また、TVの番組で実際にMCIと診断された男性が回復治療を受け、文を書くのに漢字が思い出せず、「ひらがな」ばかりという症状が治ったとの放映があったことを付記します。
3.アロマは軽度認知症に有効
脳の神経は頭蓋骨に囲まれているが、唯一嗅神経だけは外界に接している。そのため危険な物質、例えばPM2.5などに接触して障害を受ける。
神経細胞は再生能が低いのだが、嗅神経だけは例外。そこで嗅神経を刺激して活性化できれば認知機能が回復できる。
色々と研究された臨床試験の結果、最も効果があるアロマは昼用としてローズマリーとレモンの混合のアロマオイル。夜用は癒やし効果もある真正ラベンダーとス
イートオレンジの混合オイルである
4.睡眠を十分にとること。
アルツハイマー型の原因物質であるアミロイドβというタンパク質は正常な人でも常に産生されている。健康な人は睡眠中にそれが分解される。
ところが高齢になると睡眠を促進するメラトニンというホルモンが低下するので睡眠障害を起こしやすくアミロイドβが溜まりやすい。
以上、参考にしてこのメールを読まれている方全員が認知症にならない事を祈願します。
「定年後の生活をしていくためには一体いくらの資産がいるのかしら?」
というのはまだ定年前の皆さんには大いに関心のあるところと思います。
1月10日付け日経新聞に右図のような記事が載っていました。
これによると3050万円の資産が必要となっています。この金額は次の条件によって算出した場合です。
1. 夫が60歳現在で83歳まで生きる
2. 妻は58歳現在で88歳まで生きる。
3. 退職後の生活費は夫婦の場合、月27万円、妻のみの場合は
その7割。
4. 年金は夫が月16.5万円、妻が6,5万円、遺族厚生年金は
7.5万円。
5. 生活費(夫が60歳からなくなるまでの総計と夫の死後妻が亡く
なるまでの総計の合計)から年金合計額(夫65歳から、妻も65
歳から夫が亡くなるまでのそれぞれの支給額の総計と夫の死後妻が
亡くなるまでの支給額の総計の合計)の差額を求める。
この中で生活費月27万円は高齢者の標準的金額になっていますが、我が家の場合妻の治療費が高かったり、車が2台あったりしてこれをかなり超えます。
しかし、会社の同僚であるKさんの場合は月27万円もかからなく、「なぜ、そんなにいるのかしら?」と奥さんが言うそうです。
従って、生活費は皆さんの現在の家計簿から算出しなければ自分にあった金額は分からないようです。
年金は、現役時代の報酬がたとえ同じでも65歳支給開始時期が今後何年後になるかによってかなり支給額が変わるかも知れません。
これは社会保険事務所に自分の支給年金額を問い合わせると算出してくれると思います。
私も現役時代自分の生活設計をするために確認した記憶があります。
まだ60歳前の方なら、60歳以降も勤めた方がいいのか、退職して自分の道を歩く方がいいのかを判断する際に、
上記の必要資産を算出することは大きな判断材料になるでしょう。
この際、退職金を一時金でもらうのか、年金でもらうのか、一部を一時金でもらうかによって定年後の資産運用がかなり異なると思います。
70歳を過ぎ平均余命が15年の私の場合は皆さんと異なって、今後いかに生活するかよりも死亡した時点で資産をどのような形で残すかに関心があります。
幸い子供はそれぞれ自分の家をもっており、私たちの住宅は特に残す必要がありません。
他に有する不動産も大した金額にはなりませんが、残しても管理していくのに手間がかかる事などを考えると、
できるだけ処分しておいた方が子供のためになるのでは?と考えたりします。
こう考えると年齢の違いにより同じ資産に関することであっても検討する切り口・取り組み方が異なるようですね。
1月は4回も新年会がありました。ホントに有難い事です。感謝、感謝。
早く来い来い暖かい春よ……。