平成26年5月29日
報酬
という言葉からすぐ連想されるのがお勤めの皆さんにとっては給与でしょうね。
私も38年間頂いておりましたが。
今思い出すと給料日はただ明細を見て
残業時間、残業手当、出勤日数を確認するだけでそのまま机に仕舞い込み仕事に戻っていた記憶があります。
即ち給与を頂くたびに特別な感情を持った記憶がありません。
ところで今、退職して自営業で報酬といえば不動産売買取引が成立していただく手数料です。
この場合は毎月定期的に頂く給与と違って完成した仕事に対する報酬です。
まさに仕事と報酬が一対一の関係にあります。
こうなると現役時代と違って報酬に対する感情が少し違ってきます。
受け取るときに実に「あぁ、よかった。」と仕事が成功したことにひとしおの喜びが湧いてきます。
こんなことをいうと60歳まで使っていただいた会社に不遜のような気がしますが。
ところで今回まとめた仕事の場合はこれに加えて更にうれしい思いをさせていただきました。
というのは、買主が若干25歳の青年です。
彼は介護の仕事に従事しており、毎日多忙な生活をしています。
数か月付き合って分かってきたのですが、介護の仕事というのは私が経験した製造業の仕事と違った苦労があるようです。
また、彼の家庭環境は恵まれているようには思えません。
そして想像ですが、給与も決して多くはないと思います。
そんな彼が大金を必要とする土地を買ったのです。当然彼の人生で絶対に忘れることができないビッグイベントです。
一生忘れないでしょう、
そんな彼にとって大きな出来事に私が関与できて、彼から最後に「お世話になりました」といわれた時は本当にうれしい思いがこみ上げてきました。
彼は私の息子より若いのですが、それでも息子から感謝してもらえたような感覚に襲われました。
これが仕事冥利というものですかね。
これに関連して
久しぶりに私の正業のPRをさせていただこうかと思います。
ミドルプラスのHPから分かるように不動産売買の仲介といっても私の場合は売り手と買い手がおりその手助けを主にしています。
今回も売主の隣人が買主になっています。
売買価格の設定から登記までの一切の仕事を対象にしています。但し、登記そのものは司法書士に依頼しますし、ローンそのものは買主が行います。
普通の仲介と比べて買主・売主が決まった後の仕事は全く変わりません。
そして私の場合は手数料が法定価格の半額。
例えば通常、1000万円の取引ならば手数料は(1000万円×0.03+6万円)×0.08(消費税)=388800円のところ
この半額194400円で済みます。この差額は大きく若い人の一か月分の給与を超えます。
私の知っている限り他の不動産屋さんは規定通りの手数料であります。中には1割くらい割り引く業者もいるかもしれませんが
半額は多分は居ないと思います。
私の場合半額でもやっていけるのは、基本的には年金生活者であり又住まいの居間を必要な時だけ事務所として使用するなど
固定費が少ない事に起因しています。
。
私も業界の組合の一員であり仲間意識もあり業界から疎外されたくありません、
従って手数料が半額の仲介契約では他の方に申し訳ないので、契約はいわゆるコンサルタント契約にしております。
これなら業界から揶揄されることはないと思います。
この点、行政書士の資格もあることが幸いしています。
(HPの方はまだこの50%引きをPRしておらず、近々改定しようと思います)
皆さんももし隣の方と土地などの売買を予定しているならば是非ミドルプラスをご利用ください。
不動産の取引というのは、不動産屋が絡まないと不動産の評価からローン、登記まで素人の方には少し手におえないようです。
間違った情報で売買された場合、後からトラブルの元にもなりますから。
ところで先回のこのメールでstap細胞の事を述べました。
私の意見は捏造による不正を問題にするよりもstap細胞の存在の真偽を確認することの方が優先すべきということです。
送信した後、散髪屋などで週刊誌を読んでいると多くの週刊誌はstap細胞は存在しないという事が当たり前であり、その前提で記事が書いてありました。
それを見て私は世間から少し外れた感覚で文章を書き配信してしまったのかと少しばかり自信を無くしていました。
ところがその後「文芸春秋 6月号」に「疑惑の細胞のこと」という立花隆さんの文章を知りました。
読んだところその内容の主旨は私と同じで
「私(立花さん)はこの一件において何より重要なのは、stap細胞があるかないかの一点であり、
それに比べたら少々の論文不正など大した問題でないと思っている。」と書いてありました。
一時気落ちしていましたが、これを見て私と同じ考えの方がいることを知り意を強くしました。
やっぱり、理化学研究所の対応はおかしいですよ。
暖かくなったと思ったら、もう夏日がくるようになりました。
人生と同じで快適な時というのは少ないのですかね。
お身体に気を付けて業務にお励みください。