トップ不動産取引のポイント物件の現状確認>地積・境界・形状(地形)の調査

行政書士、宅地建物取扱主任者、ファイナンシャルプランナーが運営する:ミドルプラス

地積・境界・形状(地形)の調査

人間に戸籍があり戸籍簿が整備されているように、土地にも地積があり土地登記簿が整備されている。
地積は土地登記簿の表題部に一筆毎の土地の面積即ち地績が記載されている。
登記簿の地積は本来正確であるべきものだが、現状は必ずしもそうではない。
これは、正確な地積調査が行われたのが約50年前であり、現在も国土調査法に基づき調査されている。
また、古い地積測量図では、地積の計算を「残地」として計算上の引き算で算出した土地の面積で表示されているものがある。これは実際の面積と一致しない場合がある。
しかし、次の場合は登記簿の地積と実際の地積が一致していると考えられる。

  1. 分筆により生じた土地で、登記簿の表題部の「原因及びその日付」の欄に「**番より分筆」と記載してあるもの
  2. 国土調査が終了し上記の欄に「国土調査による成果」と記載してあるもの
  3. 土地区画整理事業が終了しており、上記の欄に「**年**月**日換地処分」と記載してあるもの

地積が実際の面積と大幅に違う場合は測量等を売り主に勧めるなど、相談する必要がある。

また、新たな土地の表示の登記、地積の変更や更正の登記、分筆の登記などの申請時には地積測量図を添付する必要があります。

境界は、現地で石標、コンクリート標、金属標、金属プレート標、プラスチック標などで確認する。
しかし、境界を示す点が現地でどのような標識であるか調べてみないと分からない場合があり、土地所有者、隣地所有者、関係者に確認する必要がある場合がある。

地形は、現地で見ても殆ど判定できない。地形は正確な図面で確認する。
形状を調べるときは、次の点を確認する。

  1. 外周長さ
  2. 接道の長さ
  3. 最大の辺長と最小の辺長
  4. 前面道路境界線から敷地の奥行きの長さ
  5. 必要に応じて角度又は対角線

戻る

不動産個人取引支援のミドルプラス

ページトップへ

最終更新2008/10/10